Yahoo!などのアカウント名には気を付けて

昨日に引き続きYahoo!ネタです。

インターネットを使っている人の大半が、無料で作成できるメールアドレスを持っていると思います。
ネット上でのやりとり、友達同士でのやりとり、あらゆるネット上のサービスに登録するため・・・など、様々な用途に使えるのが、このメールアドレスです。様々な会員サービス（ニコニコ動画とか）にログインする為の、ユーザー名にあたる存在にもなっています。

そして無料メールといったら、Yahoo!メールを使う人が格段に多いです。
使い易さ、手軽さの面で、ユーザーからの支持率が高いのだと思います。

また、Yahoo!のサービスには、ユーザー同士を結びつけあうものが多いです。
Yahoo!ゲーム、知恵袋、ログール、ブログなど、より深く利用するにはアカウントを取得し、ログインする必要があります。

ここに、思わぬ罠が・・・。
Yahoo!プロフィールの概要には、こうあります。

Yahoo! JAPAN 街化計画
さまざまなサービスで自分を表すプロフィール。名前や誕生日などの「基本情報」はもちろん、自己紹介や好きなものの紹介、ひとことメッセージなどを書き込むと、思いがけない発見と出会いがあなたを驚かせます。

この、「思いがけない発見と出会い」に注目。
とりあえずこのことは置いておいて・・・。



○○○@yahoo.co.jp
Yahoo!メールはデフォルトで、@の前にアカウント名という構造になっています。

例えば、ログインしてからYahoo!ブログにコメントを書き込むと、このアカウント名が名前としてブログに表示されます。
ゲームをやった際も同じで、アカウント名が表示されます。
知恵袋で質問・回答したとき、オークションを利用した時も同じ。

ここに、Google、Yahoo!、MSNといった、インターネット上のページを全てまとめて、インデックスにしようとする存在が入ると、どうなるか。

Googleボットは、Googleの検索データベースを作成するためにネット中のあらゆるページを収集して回っています。このGoogleボットが来ると検索結果に反映されるのです。

凄まじいスピードで、あらゆるページを収集しているので、もちろん自分のアカウント名が載ったページも収集されて、検索ページに反映されるようになります。

自分のよく使っているアカウント名を、Googleの検索エンジンにかけてみてください。
思ってもみなかった、自分の個人情報ともいえる履歴が残されているかもしれません。
ブログのコメント、ゲームの戦績、知恵袋で質問した内容、などなど、筒抜け状態です。

ある掲示板で、一人の中学生の書き込みがあって、その書き込みにはブログのURLも含まれていて、そこから掲示板の住民が調べに調べ、ついに、住所まで特定してしまったという恐ろしい話を友達から聞いたことがあります。

アカウント名は、全て同じ文字列に統一している人が多いです。
たくさん覚えるのは困難なので、そうせざるをえませんが、検索エンジンを使うことによって、いくらでもそのアカウント利用者の履歴、情報、利用しているサービスなどを調べられるということを、知っておくべきだと思います。



何故こんなことを書こうと思ったのか。きっかけとなった出来事を紹介します。

ある時、友達のYahoo!メールアドレスからその人のアカウント名を知り、なんとなく検索エンジンにかけてみました。
そうしたら、その人がコメントしているブログがありました。
誰のブログだろう？と思い、そのブログを読むと、管理人が同じ学年の人だと分かってしまいました。
リンクなどから、もう一人同じ学年の人（計2人）が管理しているブログもしってしまったという。
このとき俺は、見てはいけないものを見てしまった気がしました。（内容は秘密）



ネット上に、誰にでも知られてもいい情報しか公開していないのなら別ですが、知られてはマズい情報を公開している場合は、使っているアカウント名にも気を向ける必要があります。

冒頭に残しておいた、「思いがけない発見と出会い」が、悪い意味での「思いがけない」にならないように、ネット上で公開するアカウント名と、リアルで公開するアカウント名を分けるなど、対策をした方がいいと思いました。