PSPの2015年最新FW6.61でのCFWとPRO ONLINE CLIENT（POC）導入方法まとめ

この記事では、PSPの最新公式FW6.61へのCFW導入方法と、それを導入することによって使えるPRO ONLINE CLIENT（POC）というプラグインの導入方法を解説します。PRO ONLINE CLIENT（POC）を使えば、PSP単体で、アドホックモードがインターネット上にいるすべてのプレイヤーと対戦できる仕様に変わります。PS3なども要りません。注意点は、Wi-Fi環境でUPnPが有効でないと出来ない場合があるので、有効にすること。

追記1：POCというプラグインを利用する際、UMDからの起動だと起動時に落ちる場合があるみたいです。メモリースティックからのゲーム起動を推奨します。

追記2：POCでMPO+をやる人が増えてきています。プレイ可能な人はTwitter（ツイッター）のリストに入れているので、こちらのPOCでMPO+（メタルギア）のリストを覗いてフォローするなり話しかけるなりすれば、スムーズかもしれないです。Twitterのアカウントが必要です。

追記3：現在POCサーバーの不調の為か、接続する際内部エラーなどが出てオンラインに接続出来ない事象が発生しているようです。（2016/1/21に確認）導入してもゲームがプレイ出来ない可能性があります。その後の展開についてはまた追記する予定です。申し訳ありません。
※追記：復旧したようです。

CFWの導入とPRO ONLINE CLIENT（POC）起動に必要なもの

■FWが6.61のPSP
（FW6.39やFW6.60でもCFW化は出来ますが省略します。また、CFW6.39やCFW6.60でもPOCが導入できるので、下のダウンロードリンクを参照ください。）
■メモリースティックDUO
■インターネットに繋がっているパソコン
■PSPとパソコンを繋ぐUSBケーブル
■UPnP機能が有効なWi-Fi環境（恐らくポケットWi-Fi不可。）
■メモリースティックDUOから起動できるゲーム（UMDから吸い出したISOやCSOなどです。UMDからの起動だと落ちる可能性があるので。）

まずはPSPのCFW化をサクッと説明（CFWの導入は簡単です）

①6.61 PRO-C2_16-12-2014.zip
こちらから、6.61 PRO-C2_16-12-2014.zipをダウンロードし、zipファイルなので、解凍しておきます。ほとんどの場合ダブルクリックで解凍はできるかと。

②PSPとパソコンをUSBケーブルで繋ぎ、中に入っていた、[PSP]>[GAME]>[FastRecovery][PROUPDATE]の2つのファイルフォルダを、メモリースティックの[PSP]>[GAME]>の中にコピーします。

 → メモリースティックの[GAME]フォルダの中へ 


③接続を解除し、今度はPSPでの作業になります。


④HOME画面のXMBから、CFW6.61 PRO-Cを起動します。


⑤×ボタンを押します。


⑥再び×ボタンを押します。押すと文字列がバーっとでて、すぐにHOME画面に戻ると思います。


⑦XMBの[設定]>[本体設定]>[本体情報]で、システムソフトウェアが6.61 PRO-Cになっていれば成功です。

以上でCFWの導入は完了になります。

注意点ですが、LCFWと呼ばれるだけあり、PSPの電源を落とすと普通のFWに戻ります。CFW6.61 PRO-Cにするには、こちらのFast Recoveryを起動します。電源をOFFにして、ONにする時は直後にこのFast Recoveryを起動することでCFWを使う事ができます。使いたくない時は起動しなければOKです。スリープモードではCFWのままで維持します。ここが、LCFW（ライトカスタムファームウェア）と呼ばれる所以だと思います。

次にPRO ONLINE CLIENT（POC）導入方法

先ほどと似たような作業ですが、少し複雑な部分もあります。

①6.60用PRO+ONLINE+CLIENT+β+0.10+【R58】.zip
こちらから、6.60用PRO+ONLINE+CLIENT+β+0.10+【R58】.zipをダウンロードして解凍しておきます。6.60用とありますが、6.61 PRO-CのPSPでも動作しました。MPO+での確認なので、その他は分かりません。一応6.60用なので、バージョンは6.60にするに越したことはないと思いますが。

CFW6.35やCFW6.39用もあります。
6.35&6.39用PRO ONLINE CLIENT β 0.10 【R58】.zip

②解凍して出てきた[kd]と[seplugins]のファイルフォルダを、メモリースティックのルートディレクトリ（1番上の階層で、[PSP]フォルダや[PICTURE]フォルダなどがある所）にコピーします。

  → メモリースティックのルートディレクトリ

既に[seplugins]フォルダがある場合は、ダウンロードして解凍した[seplugins]フォルダの中身（3つのファイル）をメモリースティックの[seplugins]フォルダの中にコピーしてください。

 ③[seplugins]フォルダの中にある、server.txtファイルを開き、coldbird.uk.toをcoldbird.netと書き換え保存します。


④[seplugins]フォルダの中にある、hotspot.txtファイルを開き、Wi-FiのSSIDを入力し保存します。SSIDは、PSPのXMBの、[設定]>[ネットワーク設定]>[インフラストラクチャーモード]で、接続先を〇で押し、手動で入力するを→で押すと、確認できます。

※注意
スペースや改行などをせず、SSIDのみを入力すること。

⑤[seplugins]フォルダの中に、game.txtファイルを作成し、
ms0:/seplugins/atpro.prx 1
と入力して保存します。


Windowsの場合は右クリック→新規作成からテキストファイルを作成できます。


すでにgame.txtファイルがあって他のプラグインの記述などがある場合は、
ms0:/seplugins/atpro.prx 1 
を次の行に追記し保存します。


⑥パソコンとPSPの接続を解除し、CFWのPSPで操作を行います。SELECTボタンを押すことでVSHメニューを出すことが出来ます。

⑦RECOVERY MENUを選択してリカバリーモードに入ります。



⑧メニューの、Advanced->から、Inferno ＆ NP9660 Use ISO CacheをDisabledにし、Force High Memory LayoutをEnabledにします。十字キーなどで切り替えできます。


⑨メニューのPlugins->から、atpro.prx [GAME]をEnabledにします。できれば、他のプラグインは全て切っておいた方が良いと思います。上の画像ではプラグインをたくさんごちゃごちゃ入れているため行が複数ありますが、今回初めてプラグインを導入した方はatpro.prx [GAME]のみの1行となります。

⑩使用しているルーターの確認をします。XMBの接続テストなどで、UPnPが有効になっているか確認します。ポケットWi-Fiなどではダメかもしれないです。

⑪PSPのWLANスイッチをONにして、ゲームを起動しアドホックに入ります。

以上です。



以下はMPO+（メタルギアソリッドポータブルオプスプラス）をやる人向けですが、その他のゲームをやる方も参考に。

MPO+（メタルギア）でのオンラインを楽しもう

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ゲームが起動したら、HOMEボタンを押してみましょう。この様な上下の表示がでたら、とりあえずプラグインは有効になっています。ちなみにSTARTボタンを長押しでHOME画面に戻れます。


ADHOC+を選びます。


ゲームに参加します。導入時点での記述などが間違っていなければ、これを押した時点でインフラストラクチャーモードというか、サーバーに繋がります。


HOSTが1人立っていました。もちろんゲームの作成でHOSTを立てることもできます。注意したいのは、HOSTが1つも立っていない時は、確か「参加可能なゲームはありません」としか表示されない所です。本当にサーバーに繋がっているのか不安になるかもしれませんが、HOMEボタンを押して、先ほどのような表示が出ていれば、恐らく大丈夫だと思います。



スマホもタブレットも、そしてTwitterやLINEなどのSNSもそんなに流行っていなかったあの時代。掲示板やブログで集まったりして、皆MPO+のオンラインに夢中でした。6年程前のことですね。

あの時の、チャットルームの温もり、チームデスマッチで勝った時の誇りと負けた時の辛酸。MPO+（メタルギア）オンラインの楽しみをもう一度。